ケアマネジャーは、親の希望や生活状況を聞き、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行う専門職です。資格が同じでも、経験分野、連絡方法、説明の仕方には違いがあります。家族が相談しやすく、親の意思を丁寧に確認してくれるかを見ましょう。
- 要介護認定後、居宅介護支援事業所などへ相談する
- 本人の希望、家族の生活、医療上の注意点を伝える
- 提案理由と選択肢を説明してくれるか確認する
- 合わないときは不満を具体化し、相談・変更を検討する
ケアマネジャーの主な役割
- 本人・家族の状況と希望を確認する
- ケアプランを作成し、定期的に見直す
- サービス事業者や医療・地域の支援者と連絡調整する
- 介護保険サービスの利用状況を確認する
- 生活の変化や困りごとの相談を受ける
何でも代行する人ではありませんが、親の在宅生活を支える調整の中心になります。介護保険の入口は要介護認定の申請から認定までで確認できます。
探す前に家族で整理すること
- 親が続けたい暮らしと嫌なこと
- 困っている動作、認知症や医療の状況
- 家族ができる支援と難しい支援
- 連絡しやすい曜日・時間・方法
- 利用を検討しているサービス
- 急いで決める必要があること
面談で確認したいポイント
話を遮らず、本人にも確認する
家族の負担だけでなく、親が何を大切にしているかを聞く姿勢を見ます。本人と家族の希望が違うときに、どのように整理するかも確認します。
提案の理由と選択肢を説明する
特定の事業所だけを勧めるのではなく、複数の選択肢、メリット・注意点、選んだ理由を説明できるかを確認します。
連絡と緊急時のルールが明確
通常の連絡方法、返信の目安、不在時の連絡先、緊急時に家族が取る行動を確認します。24時間いつでも個人へ連絡できるとは限りません。
家族の仕事や距離も考慮する
家族の勤務や居住地を伝え、無理なく続けられる計画を一緒に考えてくれるかを見ます。仕事との両立は介護と仕事を両立する進め方も参考になります。
「合わない」と感じたときの整理
| 感じていること | 伝え方の例 |
|---|---|
| 連絡がつきにくい | 連絡方法と返信の目安を決めたい |
| 説明が分かりにくい | 選択肢と提案理由を書面で確認したい |
| 家族の負担が減らない | 家族ができない時間帯を前提に見直したい |
| 本人の希望が反映されない | 本人の希望を再確認する面談をしたい |
まず困っている事実と希望する改善を伝えます。改善が難しい、信頼関係を続けにくい場合は、事業所の管理者、市区町村の介護保険窓口、地域包括支援センターへ相談し、変更も検討できます。変更時は、支援が途切れないよう引き継ぎ方法を確認してください。
定期的に見直すこと
親の状態、サービスへの反応、家族の負担、費用、緊急連絡を確認します。「以前決めたから」と続けず、入退院、転倒、認知症の変化、家族の仕事変更などがあれば早めに相談します。
「これくらいで頼っていいのか」と迷ったら
家族の中には、ケアマネジャーへの相談を「この程度で頼っていいのか」「甘えているのでは」とためらう方もいます。しかし、家族が仕事や自分の生活を犠牲にしすぎないよう支えることも、ケアマネジャーの大切な役割のひとつです。実際に、担当ケアマネジャーから「自分の人生を犠牲にしないために私たちはいる。だから頼ってください」という趣旨の言葉をかけてもらい、思わず涙が出たという家族の体験もあります。一人で判断せず、困っていることは早めに具体的に伝えてみてください。
まとめ
ケアマネジャー選びでは、経歴だけでなく、親の意思を確かめる姿勢、提案の理由、連絡方法、家族の生活への理解を確認します。合わないと感じたら我慢を続けず、困りごとを具体的に伝え、必要なら地域包括支援センターなどへ相談しましょう。
次に確認したいこと
参考:厚生労働省「介護サービス情報公表システム」。事業所の選択や変更手続きは市区町村・契約内容によって確認事項が異なります。

